この記事では派遣契約が終了になった際のやることリストについて書いています🙎♀️
3ヶ月ごとの契約を締結して働くことが多い派遣社員。
更新辞退できるメリット反面、派遣先から終了になる可能性もあります。
更新希望の時に、更新がされない時は
「職場に居ずらい」
「ショック、、、」など
いろんな感情が交差しますが、まずは契約終了後の自分の生活を考えるのが最優先!この記事では契約終了後に行うこと(対処法)をまとめました!
派遣先を終了する際にどうするかの整理と、私が10年前に知っておきたかったことについて書いています。
※私の経験談(事務職)のため、正確な情報は派遣会社やハローワークへ確認をお願いします!
目次
やることリスト
次の仕事探し+繋ぎのアルバイト検討
まずは次の仕事探しが最重要です!
派遣社員のように短い契約期間で働くのが合わない場合は、「正社員」「紹介予定派遣」で転職活動をしてみるのはいかがでしょうか?1人で転職活動が不安なら「転職エージェント」や「派遣会社」に手伝ってもらうのもアリです。
①登録型派遣:同じ派遣会社で仕事紹介
②登録型派遣:違う派遣会社で仕事紹介
③正社員:転職サイト、転職エージェント、ハローワーク
④紹介予定派遣:お試し(派遣)期間後に双方OKなら正社員登用
⑤常用型派遣:無期雇用派遣
⑥パート/アルバイト:求人サイトやハローワーク
⑦職業訓練の受講後に就職
⑧フリーランス(事務職のオンラインアシスタント等)
正社員での転職活動は時間がかかるので、その間の繋ぎでタイミー等の単発スキマバイトで働くのも良いかなと思います!※管理人のタイミー経験談はこちらの記事です
有給休暇の消化
有給休暇が残っている人は、消化方法について検討をしてください。
同じ派遣会社で次の就業先が決まっている場合は、有給休暇を引き継げることが大半なので、急いで消化しなくても大丈夫ですが派遣会社も退職するなら消化方法について相談しておきましょう!最終日から逆算して残りの残りの有給休暇を一気に消化したい場合は、先に派遣会社の営業担当へ相談する方がスムーズかと思います🙂
また、次も派遣社員として働きたい場合はこちらの記事もご参考に→派遣の更新に迷う時の5つの選択肢!次の仕事探しと有給消化を考える!
- 有給休暇の消化方法を検討する
- 同じ派遣会社を継続するメリット
- 仕事探しの時に複数社登録するメリット
こちらについて書いています。
失業保険や職業訓練を検討
契約満了日までに仕事が決まらない場合は失業保険の受給条件の確認をして、受給対象であれば手続きをして生活費の負担を軽減することを検討してみてはいかがでしょうか。
派遣社員も条件を満たせば失業保険が受給できますよ!(経験談)
失業保険の受給条件
一般的な失業保険の受給条件は以下ですが、個人の状況によって異なる場合があります。
- 雇用保険に加入して雇用保険料を納めていること
- 雇用保険の被保険者期間を満たしていること
- ハローワークで受給手続きをする(自動的に支給されない)
- 就職の意思がある/能力がある
雇用保険(基本手当)は、失業された方が安定した生活を送りつつ、1日も早く就職していただくために給付するものです。 雇用保険の基本手当の受給資格は、原則として、離職前2年間に被保険者期間(※1)が12か月(※2)以上必要となります。※厚生労働省のHPから引用https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000139508.html
ハローワークでは、受給要件を満たしていることを確認した上で、受給資格の決定を行ないます。このときに、離職理由についても判定します
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_procedure.html※ハローワークHPから引用
最終的にはハローワーク判断ですが、フルタイムで1年以上就業していた人は、就業意思があるなら受給条件に当てはまる場合が大半ではないでしょうか🙎♀️
支給額・支給期間・持ち物について
この「基本手当日額」は原則として離職した日の直前の6か月に毎月きまって支払われた賃金(つまり、賞与等は除きます。)の合計を180で割って算出した金額(これを「賃金日額」といいます。)のおよそ50~80%(60歳~64歳については45~80%)となっており、賃金の低い方ほど高い率となっています。https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_basicbenefit.html※ハローワークHPから引用
以前失業給付をいただいた際に私は収入が少なかったので、70%越えていました….🧐
②支給期間は雇用保険の被保険者期間・年齢・離職理由で異なります。
こちらのハローワークのHPに表が参考になります。→https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_benefitdays.html
③手続きに必要な持ち物はこちら。
- 離職票
- 本人確認証
- 印鑑
- (給付金の振込先)預金通帳/キャッシュカード
- 写真(縦3.0cm×横2.4cmを2枚)※マイナンバーカード(写真付)を持参できるなら不要でした
退職した会社から離職票が届かない場合はハローワくへ相談を!!!
会社で雇用する労働者が退職した場合は、離職日の翌々日から10日以内に会社が雇用保険被保険者資格喪失届をハローワークに提出し、ハローワークが離職票を発行し、会社経由で本人に交付します。
このため、離職票の交付を希望する旨会社に伝えているにもかかわらず、離職された日の翌々日から10日を経過しても、離職票がお手元に届かない場合は、会社に処理状況を確認してください。
会社が手続をしない場合や督促しても届かない場合は、身元確認書類及び退職したことがわかる書類(退職証明書等)を持参の上、住居所を管轄するハローワークへ早めにご相談ください。厚生労働省のホームページ「Q&A」を引用(Q5)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000139508.html
公共職業訓練/求職者支援制度について
「求職者支援制度」と「公共職業訓練」でスキルアップを図る選択肢もあります!リスキングで新たな選択肢を増やすのも良いのではないでしょうか?
公共職業訓練とは、主に雇用保険を受給している求職者の方が職業訓練によるスキルアップを通じて早期再就職を目指すための制度です。
申込み・ご相談は、お住まいを管轄するハローワークの訓練担当窓口まで。※厚生労働省のHP(東京労働局)から引用
求職者支援制度は、再就職、転職、スキルアップを目指す方が月10万円の生活支援の給付金を受給しながら、無料の職業訓練を受講する制度です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyushokusha_shien/index.html
※厚生労働省のHPから引用
受講希望講座の受講開始時期とタイミングが合えば、キャリアチェンジを考えている人にとても良い施策だと思います!私も検討したことがありますが、タイミングが合わず断念したことがあります。
受講するためには「ジョブカード」の提出が必要とのことです。以下の3つで構成され現状を整理するのに役立ちます。
- キャリアプランシート
- 職務経歴シート
- 職業能力証明シート
私はジョブカードを作成したことがないので、詳細は厚生労働省が提供しているサイトで確認してください。→https://www.job-card.mhlw.go.jp/guidance/know
退職時の手続き関係
派遣会社を退職した際の主な手続きはこちら。
①派遣会社へ保険証返却
②離職票の請求
③健康保険の切替え(国保/任意継続/扶養)
④国民年金へ切替
④失業保険の手続きや職業訓練の申込
次の仕事が決まっている等、その時の状況によって必要な手続きは変わります。
派遣会社での手続き
複数社の派遣社員として働いてきましたが退職届の提出は不要です!
派遣会社に保険証を返却して、次の仕事が決まっていない時は、派遣会社へ離職票の送付を依頼も一緒に行いましょう。
保険証の返却後に離職票を送る派遣会社もあったので、速やかに返却した方が良いです。(自動的に送ってくれる会社もある)
次の仕事が間を空けず開始する人は、次の会社の健康保険と厚生年金に加入するため、健康保険、国民年金の手続きや、ハロワでの手続きも不要なので保険証の返却のみです。
次の仕事が決まっていない場合は健康保険と国民年金の切替手続きが必要です!健康保険については「任意継続」もしくは「扶養」の選択肢もあり、その場合は手続き先が市役所でないのでご注意ください。
- 国民健康保険に加入→14日以内に役所で手続き
- (条件あり)任意継続をする→20以内に管轄の健康保険組合へ必要書類を提出
- (条件あり)パートナーや家族の扶養に入る→勤務先を通して必要書類を提出
どの選択肢が保険料が安くなるかの要検討です!
市役所(区役所)での手続き
管轄の役所へ以下の手続きを行います。
- 国民年金の加入
- 国民健康保険の加入(扶養と任意継続は市役所ではない)
何度か市役所で手続きをしたことがありますが、待ち時間がなければ30分程度で手続きが終わりました。
国民保険(国保)への切替
扶養や任意継続ではなく、国保に加入する方は14日以内に手続きが必要です!
国民健康保険の被保険者となったとき、脱退するときなどは、14日以内に、お住まいの市町村の国民健康保険の窓口(国民健康保険組合の場合は国民健康保険組合の窓口等)まで関係書類を提出する必要があります。
会社都合で退職してハローワークで「特定受給者」として認定された場合は、国保の軽減制度があります。雇用保険受給資格者証を持参して国保の減額申請を行う必要がありますので、もれなく手続きを!
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000004o7v-img/2r98520000004o9d.pdf
私は離職理由が「会社都合」で保険証を国保に切り替えていたので、減額の手続きを市役所で行いました。既に支払った保険料については戻して頂けましたよ!
国民年金への切替
国保の手続きが終わると、国民年金の手続きを案内されると思います。
国民年金の支払いが困難な場合は、加入手続きと一緒に免除申請の提出をすることができます。
保険料免除制度とは
所得が少なく本人・世帯主・配偶者の前年所得(1月から6月までに申請される場合は前々年所得)が一定額以下の場合や失業した場合など、国民年金保険料を納めることが経済的に困難な場合は、ご本人から申請書を提出いただき、申請後に承認されると保険料の納付が免除になります。
免除される額は、全額、4分の3、半額、4分の1の4種類があります。https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150428.html
詳しいことは上記のリンク先(日本年基金機構のHP)に記載がありますので、免除申請を検討される方は参考にしてください!
【私の経験談】失業保険の受給
私は派遣会社を会社都合で退職後、失業保険を受給した経験があります。
大まかには以下の状況でして、大変助かりました!!
- 派遣会社を会社都合で退職(給付制限なしの特定受給者)
- 失業保険の支給開始
- 離職した派遣会社とは別の派遣会社で3ヶ月更新の仕事が決まる
- 再就職手当の申請&支給
- 就業促進定着手当の申請&支給(再就職手当支給後(半年後以降)※前職より時給が150円下がった^^;)
経験してみて知りましたが、受給期間満了までもらわないと損なのかというとそうでもない場合もあるのです🧐(再就職手当なんて知らなかった…💦)
次の仕事が3ヶ月更新の派遣だと再就職手当は対象外だと思っていたのですが、派遣契約書を持参して確認して頂いたところ、再就職手当の対象🎉と判断いただいたので必要書類を揃えて申請して無事に支給さました!
再就職手当についてはこちらのHPが参考になります。→https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/saishuushokuteate.pdf
派遣契約終了の理由
契約更新なしの場合派遣社員には「予算の都合上で〜」等と、具体的な理由は伝えられないことが大半です。それは事実の場合もありますし、心象を悪くしないように言っている場合もあります。
①仕事量の減少
②部署がなくなる
③新入社員の入社・着任
④時短勤務者がフルタイム勤務へ復帰
⑤予算削減 など
違う部署の派遣社員が「予算の都合」で契約満了になった際、後任者はおらず「予算の都合」というのは事実だったんだと思ったことがあります。
①勤怠が不安定(遅刻・早退・欠勤が多い)
②業務に必要なスキルが不足している
③コミュニケーション不足(報告・連絡・相談が適切にできていない)
④風紀を乱す(不平不満や人の悪口が目に余る)
⑤その他(休憩(離席時間)が多い、独り言が多い)
派遣社員の交代を希望している派遣先の理由については、派遣会社の営業担当者や、職場見学で対応してくれた派遣先の人に聞きました!営業さん曰く、同じ状況でも大目に見てもらえる派遣先もあるそうです🧐
派遣期間3年後の選択肢について
同じ事業所・同じ部署で働けるのは最大3年です。3年満了後に同じ派遣先で働くには以下の条件があります。
- 派遣先の直接雇用へ転換(稀ではないでしょうか)
- 派遣会社の無期雇用派遣へ切替えて、引き続き同じ派遣先で働く
- 派遣先の部署を異動する(営業部→経理部etc)
※派遣会社に「雇用安定措置」が義務づけられていますが、派遣スタッフが無期雇用を希望しない場合や、派遣先の受け入れが難しい場合は、希望があれば新たな派遣先の紹介をしてくれます。
私の周りには有期から無期雇用派遣へ転換して3年以上同じ部署で就業している事務職の人はおらず、派遣会社との無期雇用契約で派遣先で仕事をしている人が多い職種といえば、ITエンジニアの印象です🙂ちなみに無期雇用に転換するためには派遣料金を上げてもらう必要があるそうですよ。
まとめ
派遣社員が契約終了した場合のやることリストを以下のようにまとめていきました!
- 次の仕事探し
- 有休消化
- 健康保険証返却
- 健康保険/国民年金の切替
- 離職票の送付依頼
- 失業保険の手続き
- 職業訓練の受講手続き
- 仕事が早く決まったら再就職手当の申請
そして私が10年前に知っておきたかったと思うことは以下です🙎♀️
- 国民年金の免除申請
- 失業保険の申請
- 再就職手当の申請
- 「特定受給者」なら国民保険の減額
- 有給休暇の取得日数が勤続年数によって増えること
契約終了の際は色々思うことはあると思いますが、次の仕事が決まるなど自分にとって良い方向転換にできるよう行動できたら良いなと思います!
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