派遣で長期就業していると、業務量や担当業務が増えた分を時給U Pしてほしいと思うことはありませんか?
「派遣社員の時給が上がらないのはなぜ?」
「交渉するタイミングやUPする金額の相場はいくら?」
「派遣先が上げてくれた分はそのまま時給に反映されるの?」
気になっていたことを営業さんへ聞いたので、時給交渉にお悩みの方の参考になると幸いです!
目次
派遣社員の時給交渉が難しい理由
派遣社員の時給交渉が難しい1番の理由は、 正社員の人事評価とは違い、「派遣スタッフ」ではなく、「業務(作業)内容」で派遣料金の単価を決めているからとのことです。
派遣会社へ支払う派遣料金が増えず、派遣スタッフの時給は上がりませんから、基本的に派遣スタッフの昇給は前提とされていないようです。
時給はあがらずとも、「業務量」「業務範囲」「難易度」については一定ではなく就業期間が長くなると任されることや期待されることが大きくなりがちではあります。
10年以上派遣社員をしていて、以下のケースが本当に多いと感じています。
- 派遣契約の管理をする部門と、実際に派遣社員に業務指示をする人で考え方が共有できていない。
- 業務の分担は「一緒に働く仲間」として増えても、業務単価としては契約に沿って上げるのが厳しい
派遣社員として働いていると時々モヤモヤするタイミングが訪れるのではないでしょうか。
派遣先の時給UP金額と手取りが違う理由
時給交渉がうまく行った際も、派遣先が上げてくれた時給が満額時給に反映されるわけではありません。
派遣先が上げてくれた派遣料金により、派遣会社が負担する社会保険や有給休暇の支払い金額も上がるため経費等を差しい引いた金額が還元されます。
以下が収入によって変わるため、そのまま時給に反映はできないのです🙎♀️
- 雇用保険
- 健康保険
- 厚生年金
時給100円UP(8時間労働の契約)だとすると、1日800円×20日=16,000(年192,000)増えますし、派遣会社が負担する有給休暇のコストも上がるのでスタッフへ還元できない理由には納得です!
時給交渉に最適なタイミング
契約更新のタイミングで、派遣会社の営業担当へ相談するのが最適です!営業担当へ手取りでいくら時給を上げて欲しいのかを伝えましょう。
営業担当が派遣先での時給交渉の材料として、以下を整理して営業さんへ相談するのがおすすめです。
- 契約外業務
- 業務範囲
- 業務量
- 難易度
交渉内容は営業担当も一緒に考えてくれるはずですが、担当者によっては満足な対応をしてもらえないこともあります😢
私は運よくレスポンスが早く、派遣先との信頼関係をしっかり築いている営業さんが担当だったこともありスムーズに時給交渉をしてもらい、その時の経験談を次にお話しします。
3社で待遇改善してもらえた経験談
待遇改善してもらった私の経験談です!
大手企業は多くの派遣社員が就業していて「特例」を作れない場面が多く、伸び幅も低いです。
3年以上同じポジションで就業できないこともあり、時給50円以上UPしてほしいという人は、転職活動の方がおすすめです。
①ベンチャー企業で交通費支給へ
今では交通費支給は当たり前になっていますが、交通費の支給が一般的ではなかった頃の話です。
事前に聞いていなかった、派遣先のお客様先への訪問が月の半分以上必要なポジションで、自宅から派遣先の往復することが多く想定より交通費が高くなるため、交通費の支給を交渉してもらいOKとなりました。
交通費支給へ変更してもらえないかと気軽に相談したら、1時間もかからずOKがもらえました。派遣先はベンチャー企業で、対応がとにかく早かったです。
②大手企業で30円UP
大手企業で派遣就業していた際に、30円時給を上げてもらいました。
こちらは着任から1年経過していましたが、派遣社員の時給UPは原則なしということで前例がなく難航していたようです。業務上管理職とのやり取りが多く、運よく派遣先の課長5名が掛け合ってくれて、30円時給が上がりました。
前任者からの引継ぎ・引継書ゼロで、事務契約で契約外の出張対応もあり、楽しさ半分なかなかハードな職場でした、、、🤔
③大手企業で50円UP
こちらも大企業での派遣先で、着任から1年半後に時給が50円上がりました。
待遇とは別の事情で契約更新が難しい可能性があり、更新を迷っている状況が派遣先へ伝わった際に「派遣料金の見直し」を派遣先が申し出てくれました。
突然退職した派遣社員の仕事と、新たに着任する派遣社員への引き継ぎなどが私へ丸投げ状態になって、無事に対応し切った後の出来事でした…。
派遣先の管理職の方が配慮をしてくれたようです。過去の前例はゼロだったらしいのですが本当なのかどうかは分かりません。。
経験談のまとめ
私の経験談は以上の3社です。
時給が上がると、自分を評価してくれていると嬉しい気持ちになりますが、求人に対しての時給なので3年経つと今より時給が低い職場にお世話になる可能性があります。
同じ職場で時給を上げることより、時給の高い求人に応募する方が報われやすいかな・・と思います!
そして、交渉が決裂する可能性もあるので待遇改善されなかったらどうするのかを考えてから相談するのがおすすめです。
まとめ
この記事では、以下の4つについて書きました。
- 派遣社員の時給交渉が難しい理由
- 派遣先の時給UP金額とスタッフの手取りが違う理由
- 交渉のタイミング
- 時給が上がった経験談
人事評価の考え方が正社員とは異なることや、時給を上げることにより派遣会社の負担も増えるので、全てを反映できないことについてまとめてきました!
交渉したい場合は「契約更新」のタイミングで「派遣会社の営業担当」へ相談しましょう!
3社で待遇改善された私の経験談も書きましたが、時給50円以上UPしてほしい人は、転職活動の方がおすすめです。
同じ就業先で時給を上げてもらうより、時給の高い仕事に応募して採用される努力をした方が労力の割が合うと思います。
参考になると幸いです!
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